2020年04月21日

遠く離れて暮らす親族は葬儀に参加すべきか

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葬儀の際にしばしば問題になるのが、遠方に住む親族に葬儀に参列してもらうべきか否かということです。近頃は家族葬が増えていて、こぢんまりと家族だけでお葬式を執り行う家庭も増えてきました。そのような場合には、一応連絡だけしておき、列席はお断りするという形で済ませているといいます。

そうすれば、遠くに住む親戚の方にわざわざ足を運んでもらう必要もなくなり、負担をかけることもないのでこの方法が取られています。しかし、社会的な地位のある方や、親戚のあいだで交流があった場合は、そう簡単に済ませるわけにはいけません。

そこで、とりあえず親族に連絡をし、その家族の中で代表者を募って葬儀に列席をお願いする方法が取られます。家の代表者が高齢で列席することがかなわない場合においては、その息子や孫などが代表を務めることになります。

その塩梅はそれぞれの親戚関係によって異なるため、誰が列席するかは親族内で話し合って決めることになります。代表者を送ることで、あとの人は列席を辞退することになります。しかし、代表者を送っておけば、親戚としての面子を保つことになり、相手方にも失礼にはなりません。

近頃は、遠方の親戚は代表者のみが列席します。